
ゼットグランプリ千葉県予選を控えた週前半、台風予報により週末も激しい雨と報道されていた。土曜日に大量の雨が降り、誰もが開催は厳しいかと思われた当日。いつになっても運営から連絡が来ない。本当にやるのかと不安になったが、現地に行ったら審判員がグラウンド整備をしているではないか!
グラウンドは多少ぬかるんでいたが、開始時間を遅らせて開催することになった。
さらにキャッチャー原田が防具一式を忘れる今シーズン最大のエラーが発生!!
家に取りに帰るには間に合わないと踏んだ原田は緊急で千葉ニュータウンのSPORTS DEPOへ。財布から諭吉3人を生贄にして新防具召喚!!
様々なアクシデント乗り越え、改めてゼットグランプリ初戦に望むのであった。
各地区の強豪が集まるゼットグランプリ千葉県予選。
逆転負けをくらったミズノドリームカップ、初戦敗退の屈辱を味わった市民大会。2週連続の敗戦で落ち込んだチームに立ちはだかるは強豪「寺田屋」さん。下手すれば序盤でのコールド負けまであるかもしれない。でも俺たちのジャガーズはこんなもんじゃない。俺たちの野球で勝つと信じた結果はいかに・・!?
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
ジャガーズ | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
寺田屋 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※時間規定により6回で終了。
この試合のMVP
織田
強豪打線に得点を与えるチャンスを作らせない完璧なピッチング!完封勝利!
原田
織田を完封勝利に導くリード!打っては2打点の活躍!
総括
市民大会初戦敗退の悔しさが大爆発!!
初回、相手のミスをきっかけに4安打2四球打者一巡の猛攻撃を仕掛け5点を先制すると、その流れに乗って強豪相手に大金星をあげた!!
投げては織田が1安打1与四球の完封勝利!軟式野球に慣れ、ついに限界突破した織田がノビのあるストレートと緩急、キレのあるスライダーで相手打線を完全シャットアウト!ようやく若きエースに白星をプレゼントすることができました。
今回は相手が相手だったけに、チャレンジャー精神が絶対に勝たなくてはいけないというプレッシャーを解放できたことも勝利に繋がったかもしれないね。
エラーが3つあったけど、その後崩れることもなかったし、草野球にエラーはどうしても付き物。投打がバッチリ噛み合った素晴らしい勝利でした。
トピックス
☆初回の攻撃が生んだ流れ
この試合はなんと言っても初回の攻撃が勝負を分けたと思います。しかもジャガーズ自慢の下位打線で5打点です。城東リーグで守備専争いをしていた原田と鳥井で4打点したのは監督としても非常に嬉しい結果でした。
☆ミズノドリームカップで学んだ終盤の守備意識
ミズノドリームカップではリードしていた試合を終盤にひっくり返される苦い経験をした。しかし、この教訓が活きた!メンバー、ベンチ全選手が終盤に必ずピンチが来ると認識し、6点リードあっても一切の油断をせず、最後まで集中していた。攻撃中も相手に流れを渡さないという意識がった。あの”負け”がこの試合の勝利に繋がったはずだ。
☆鳥井の内野での存在感
最近気になっていたのが内野の雰囲気。特に負けているときやピンチのとき。昨年はファーストに奨さんが居たけど、最近どうも内野でリーダーシップを取れるメンバーがいないとは感じていた。しかし、今回鳥井が居たことで雰囲気がすごく良かった印象。もちろん出場メンバーみんな良い声の掛け合いはできているんだけど、いざというときは大きい存在だなと感じました。(エラーはあったけどね。笑)
☆最終回の1点は大きかった
最終回、2アウトから敵失と四球から満塁のチャンスを作り、さらに4番奨さんが見事な選球眼で押出を勝ち取った。1点でも多く欲しい試合、しかも最終回の攻撃を残している状況で追加点を取ったのは点数以上に大きな意味があった。上位打線の素晴らしい働きでした。
☆最終回2つの好プレー
最終回、2番バッターに初ヒットを打たれて、ついに相手打線が目覚めてしまうのかと思われた矢先、ファーストのトミーがファールフライをスーパースライディングキャッチ。さらに須田が三塁線の強襲を体を張って止めて間一髪アウトに!本当に最高のプレーをしてくれました。
試合経過
1回表
2番須田が1アウトから敵失で出塁すると、田村がクリーンヒット、さらに中山のポテンヒットで満塁とする。
田村のヒットがチームにイケるぞという勇気を与えました!
すると、市民大会1打席しか立てなかった男トミーが鋭い眼光でボールを見極め押し出し!先週完封負けをしたチームに先制点を呼び込む!
さらに10年振りに打撃好調の原田さんがレフト前に2点タイムリーヒット!足に不安を抱える鳥井にも2点タイムリーが飛び出し初回5得点!チームに勝利への流れを作った。
1回裏~5回裏
先発は織田・原田バッテリー。どこまで抑えられるか。点の取り合いも想定していたが、この日の織田に5得点は十分過ぎたようだ。変化球中心の組み立てと高めのストレートに強打者たちを翻弄。味方のエラーがありながらも6回までノーヒットピッチング。
6回表
2アウトから安達が敵失で出塁すると、3連続押し出しで貴重な追加点。
6回裏
先頭バッターに長打を浴び、ここからクリーンナップ。ついに恐怖の寺田屋さん打線が火を吹いてしまうのか・・!?
そんな不安を先制打点のトミーが一掃する!!
ファーストへ上がったファールフライ。すると、ポケットからローションを取り出しグラウンドの摩擦を軽減しスライディングキャッチ!とにかくアウトが欲しい場面でスーパープレイが飛び出した!!
さらに次の打者が放った打球はサード須田を襲う強烈なゴロ!これを須田がボディで止め、素早くファースト送球!ギリギリのタイミングでアウト!
点差があったとはいえ、この2つのプレーは本当にチームと織田を救いました!
最後まで気持ちを切らさない織田はあわやノーヒットノーランの素晴らしいピッチングで完封勝利!!
まとめ
ミズノドリームカップと市民大会で一番チームへの自信を失っていたのか監督かもしれません。改めて今後に向けて弾みとなる素晴らしい勝利でした。
個人コメント
ダブルヘッダーのため次の記事でまとめて記載します。
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