
前日の雨の影響で午前の試合は中止になるも、午後の予定だったミズノドリームカップ1回戦は無事開催。相手は流山市Aクラスの強豪D’LLERS(ダラーズ)さん。オープン大会でも素晴らしい成績を残すチームを相手にどのような試合ができるのか。戦力強化したジャガーズの力が問われる一戦である。
キャプテン安達、ショート鳥井、セカンド石井を欠くも啓(ひろむ)が久々の参戦。十分な戦力は整った!田村、河村の新1.2番コンビも楽しみである!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合計 | |
ジャガーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
D’LLERS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | × | 6 |
総括
序盤は投手戦。1点勝負になるかと思われた試合も終わってみれば3-6の敗戦。終盤に大きくゲームが動き、掴みかけた勝利は崩れ去るようにこぼれ落ちていった。
5回に待望の先制点を取り、試合の流れも雰囲気も完全にジャガーズのものだった。しかし、相手は冷静だった。先頭打者が2ベースヒットで出塁すると、セーフティバントや叩くバッティングによる内野安打でランナーを溜めてたちまち同点。さらにエンドランで逆転。確実に点を取る攻撃、バッティング技術、どれも相手が一枚上手だった。
あとひとつのアウトがなかなか取れない。止めたい流れも止められない。魔の6回はとても辛い時間だった。先程の雰囲気が嘘のようだった。
非常に悔しい敗戦であるが、ここで得た経験は大きい。戦術、守備、点のとり方など勉強になることはたくさんあったし、各自浮かび上がった反省点も多いことでしょう。監督としても“あの場面でこうしていれば”もっと違った結果になったかもという後悔はある。タラレバは良くないが、必ずこの敗戦を活かしてみせたい。
みんなもこの悔しさと反省点は必ず次に活かしていこう。周囲も自分が同じ立場になったとき同じミスをしないようにしたい。
あと、練習のノックで叩きの打球を取り入れていこうと思います。サード、ショートのランニングスロー練習もやっていきましょう。
トピックス
☆審判への対応
今回の審判の低めの広さは正直辛かった。批判は良くないが、完全なボール球もストライク判定。低めに外れたボールがことごとくストライクに。ファーストストライクというのも痛い。しかし、条件は相手も同じである。審判に文句を言っても判定は変わらない。ストライクゾーンを自分の中で設定し直す柔軟さも必要だ。ただし浅いカウントでそのボール球を狙う必要はない。あくまでも狙い球を打ちにいこう。ボール球への対応は追い込まれてからでOK。この対応については今回みんなできていました。
また、逆に審判のストライクゾーンを守備のときに活かすことも重要だ。バッテリーは敢えて低めのボール球で勝負することもできるわけだ。
☆下位打線の活躍
この日も下位打線の活躍が光った!審判に苦しみ、さらに好投手相手になかなか出塁ができない中、6番~9番の攻撃で2点を取った。先日の試合もそうだったように、下位打線でも点が取れる攻撃は素晴らしいです。
☆代走池田のスペシャルな走塁
大の走塁はジャガーズに欠かせない武器になっている。特に1点が欲しい場面での盗塁は、かつての鈴木尚広(巨)を彷彿とさせる。今回も1アウト1塁から2つ盗塁を決め、見事に先制のホームを踏んだ。
☆不意を突かれたエンドラン
2-2同点の場面で初球エンドランは監督も頭に無かった。完全に無警戒だった。同点になったショックと悪い流れでジャガーズ全メンバーがいっぱいいっぱいになっていたのだと思う。ピンチのときこそ冷静に次のプレーに備えよう。
☆中山・田村復調への期待
中山・田村の打率が上がればジャガーズ打線はもっと強くなります。2人の復調は自分自身が一番望んでいることだと思いますが、チーム全員が絶好調なんて無い。雨天中止により間隔もあいてしまって調整が難しい時期でもある。しっかりスイングできているので、まずは1本結果が出るのを待ってます。
☆点差が開いたときの攻撃及び走塁について
今回、最終回で4点差ありました。ワンヒットで返せる点差ではありません。監督が攻撃中何度も口にしたのが「ランナーを溜めろ」。このような点差のときに、ソロホームランや長打は大してダメージないです。最も嫌なのはランナーが2人、3人と溜まることです。ランナーを溜めて上位、クリーンナップにまわすことが重要であり、逆転するために必要なことです。すなわち点差ある状態での盗塁はハイリスクローリターンです。塁を進めてもあまりメリットがありません。盗塁してランナーをアウトにできる機会が増えるという意味では相手にとってメリットかもしれません。これはメンバー全員が頭に入れておくべき戦略です。同点のランナー、逆転のランナーだったら盗塁の価値はあるけどね。
決して盗塁NGというわけではありませんが、この場面で盗塁するなら100%に近い確率でセーフになる根拠が必要。(相手が盗塁無警戒でベースカバーに全く付いていないなど。)ツーアウトなら相手バッテリーも刺しにくる場面なので、ランナーを溜めるべき場面での走塁(盗塁、リード、第二リード含む)はリスクを侵さないように注意していきましょう。
☆最終回のチャンスメイク
最終回。相手にとって嫌な粘りができていたと思います。冷静にフォアボールも勝ち取れたし、上位にまわしました。逆転できるかもしれない雰囲気と状況は作り上げました。最後まで諦めない姿勢をベンチメンバー含め全員が持っていたことはとても大事なことです。
☆試合後の相談
大や須田をはじめ、試合後に「あのプレーはどうすべきですか?」「あれで良かったですか?」と質問に来るのは非常に良いことだと思います。監督でもいいし、アニキや金澤、河村でも必ず答えてくれます。不明な点は身近なメンバーにどんどん相談してください。
試合経過
1回表
田村、河村の新1.2番コンビから始まる打線。しかし、低めに外れたかと思われるスライダーがことごとくストライク判定!低めボール球のストライクにノビのあるストレートの対応は難しく、初回は三者凡退。
1回裏
先発は織田。前回登板したときの悔しさをバネに闘志を燃やす織田も力のあるストレートと変化球のコンビネーションが冴え三者凡退に抑える。
2回表
2アウトからトミーがチーム初ヒット!
3回裏~4回裏
両投手の素晴らしいピッチングが続く!90分制ながらもあっという間に試合は終盤へ。
5回表
1アウトからトミーが出塁すると、ジャガーズ最強の足を持つ大を送り出す。当然のごとく警戒するバッテリーだが、それでも大の走力が上!見事に盗塁を決めてみせる!
この場面で代走からの盗塁はなかなかできない大仕事!ナイスラン!!
2アウトになるも、大は一瞬のスキをついて3塁へ!なんと三盗まで決めてみせる!!
試合前に確認した一塁コーチャーの立ち位置がこの走塁に繋がったね!これぞチームプレーです。
とにかく1点が欲しい場面で打席には須田。ここまで安定した成績を残し、どんな打順にも適応する須田の打球はセンターがダイビングキャッチしても届かないヒット!ついに待望の先制点!
続くは守備専おじさんに定着した原田。
ベンチメンバーはグローブをはめて守備につく準備を始めた。ネクストの田村、河村もバッティンググローブを外す仕草。どうやらベンチの期待度はチャオズ。
きっと相手も思ったはずである。
しかし、この男は密かに守備専にはなりたくない怒りの闘志を燃やしていた。毎週ジムに通いベンチプレスもした。走った。腹筋もした。しかし腹は凹まない。
そんな期待を裏切る原田の打球は左中間真っ二つ!!
この試合の勝利を近づける大きな追加点をもたらした!!
次回の城東リーグ打席あるよ。
5回裏
試合が動いた後の守備。最も警戒したいイニングだったが、織田を中心に集中力を切らさない。無失点。
この試合、無四球のナイスピッチング!ここまで先頭バッターを一度も出塁させず!
6回表
1アウトから金澤がスリーベースヒット!さらなる追加点の予感!
しかし、4番アニキのところでまさかの宣告。「バッターボックスから足を完全に踏み出した」という判定がなされアウトにされてしまう。
現場は誰も確認できていませんが、足が白線にかぶっていれば反則にはならないので気にせずいきましょう。今後意識する必要もないかと思います。
6回裏
「この試合いける!」と思った終盤。悪夢が待ち受ける。
先頭バッターの打球をライト啓が憶測を誤りツーベースヒット。
カバー早かったね!あれを2ベースに抑えたのは素晴らしい。
冷静にアウトを一つずつといきたいところだったが、相手がそう簡単にアウトにさせてくれない。続くバッターが絶妙なセーフティバント、さらに叩きつけるバッティングで得点、さらには内野安打となる。これで一気に流れを持っていかれたジャガーズは、相手のいやらしい攻撃に対抗できずあっという間に同点、逆転されてしまった。下位打線に連打も浴び、この回打者一巡の6失点。
7回表
たった1イニングで立場が逆転。あとがないジャガーズ。それでも終了間際に粘りを見せる!
先頭の浜田、啓が出塁すると、須田、原田の進塁打で1点を返す。さらに田村が四球を選び2アウト1.3塁のチャンス。クリーンナップまでまわせば逆転の可能性もある!
しかし、相手バッテリーの盗塁阻止!果敢に次の塁を狙った田村の盗塁も実らずゲームセット。
まとめ
この試合、ミーティングでもメンバーそれぞれが”自分のせいで負けてしまった”という反省をしていましたが、そんなことはないです。一人のメンバーのせいで負ける試合なんてそうそう無いです。反省することは大事ですが、負けの責任まで感じる必要はありません。
みんなのミスが積み重なった結果です。そのときのミスをカバーし合っていくのがチームプレーだし、勝利に繋がります。
クリーンアップが打てなくても下位打線が点を取る。エラーでランナーが出てもバッテリーが後続を打ち取る。送球ミスを受け手が捕球してあげる。など、メンバー同士でカバーし合えばミスを消してあげることができます。
負けの責任を感じると野球が楽しくなくなってしまうし、どんどんプレーが消極的になったりするので何も良いことはありません。
負けの責任は監督やキャッチャーに押し付けて、みんなは野球を楽しんでください!!
個人コメント
※安達
PCR検査の結果出た?笑
須田
セカンドのポジショニングについては直接話し合った通りなので、今日の経験を今後に活かしていこう。先制点ナイスバッティングだったね!
中山
結果だけ見れば2三振だけど、中山らしい強いスイングはできているので、このままのスタイルを貫いていこう。もちろん状況に応じたバッティングは必要だけどね。これからもクリーンナップを外すつもりは全く無いよ!みんなが期待してるからね!
ヒデ
ヒデのレフト良かったね~!安達だったらレフトライナー怪しかったかな?笑 1アウトからのスリーベースヒット素晴らしかったです!
田村
ラストの盗塁のせいでっていうのは全く無いので責任感じる必要はないです。チームで改めて盗塁に関する意識共有ができたとポジティブに捉えてね!田村に当たりが戻ればチームの得点力は一気に上がるので、今日の悔しさを次戦に爆発させてくれ!能力の高さはメンバートップレベルなので自信持って!!
トミー
チーム初ヒット、そして先制点の起点は晴らしい仕事をしてくれました!引き続きバッティング好調維持していこう!
河村
リリーフのタイミングはもっと早めるべきだったと監督反省しておりますが、1球で打ち取ってくれて助かりました。ショートの守備力と嫌らしいバッティングはさすが!次戦は先発よろしく頼みます!
かいち
最終回よく先頭出てくれたね!バッティングは結果出るようになってきたので、今後も攻守ともに期待しています。
大
代走のワンチャンスで盗塁2つお見事でした!大の走塁がチームの先制点を呼び込んだね!これからも毎試合機会があるから準備お願いします。もちろん代走だけにするつもりは一切ないので、スタメンのときも暴れてくれ!
原田
打席の機会増やしたくなっちゃうナイスバッティングでした。調子に乗ってフライおじさんにならないようにお願いします。笑
織田
途中降板は悔しかったと思うけど、そこまでのピッチングは素晴らしかったです!6回は味方のミスもあったし、不運な内野安打もあったので、織田のピッチング自体は結果ほど悪くなかったよ。硬式・高校野球とはまた違った戦術、軟式特有の点の取り方、相手が仕掛けてくる攻撃というのを今回経験できたと思います。それに対する抑え方をチームと共にレベルアップしていこう。
啓
個別に連絡もくれたけど、久々の啓を起用したのは監督なので責任を感じる必要はないです。啓へのチームからの信頼度は高いので、今後きっと挽回してくれると信じてます!
将吾
サードランコー完全定着したね!あとは今日のような外野手がいない試合でも迷わずスタメンにしたくなる結果だけだね!公式戦続きでアピールは難しいけど、チームにとっては欠かせない存在であることには間違いないです。
ノムさん
相変わらずのムードメーカー的な声と、ファーストランコーは素晴らしい貢献だっと思います。
斎藤くん
斎藤くんの声もチームに勇気を与えてくれます!登板機会も必ずあるので準備していきましょう!
アニキ
2打席目の盗塁サインは申し訳なかったです。追い込まれてしまった球なので、ちょっと余計なことしたなと思います。市民大会は守備もあるので準備お願いします!
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