ついに始まった城東ベイサイドリーグ。
初戦のお相手は昨季チャンピオン『クラッチ』さん。市川市A級のライバルチームでもあるが、昨年は本戦もプレーオフも敗戦しており、ここまでジャガーズの前に大きく立ちはだかってきた強豪チーム。
しかし、ジャガーズも昨年夏からチーム力が大きく上がり、今季は新戦力も手に入れた。
さらにはリーグ戦では登板が難しいと思われたエース織田がローテーションの都合により登板可能に!!
過去最高のチーム力で初戦に望む!!
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合計 | |
クラッチ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジャガーズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | × | 3 |
○織田隼斗(1勝1敗)
本:岸純平(1号)
打順
1:大藪6
2:石井4
3:中山8
4:田村5
5:篠崎2
6:須田DH
7:安達9
8:浜田3
9:岸7
DF:織田1
1.2番には左の同級生コンビ。
5.6番はお馴染みの篠崎と須田。(この二人がまさかゲームを決めてくれるとは!!)
下位打線の組み合わせは色々と迷ったが打撃好調の安達を7番に上げ、1人でも足を使ってチャンス演出できる純平を9番に配置した。
試合経過
1回表
先発は織田。
肩の不安から神宮以来の登板となったが、軽く投げている割にはいい感じに力が抜けキレイなストレートがいっている印象。変化球のキレも良さそうだ。
先頭バッターをレフトフライに抑え上々の立ち上がりかと思った矢先!
なんでもないセカンドゴロを石井が、センターフライを名手中山がまさかの落球!!
守備陣が大きく足を引っ張ってしまう。
そして1アウト2.3塁から内野ゴロの間に1点を先制されてしまう。
織田はこのイニング実質5アウトをとった。
1回裏
相手の先発はサイドスローの伊東投手。
2アウトから中山、田村が連打でチャンスを作るも同点ならず。
3回表
ノーアウト1塁からセンターフライを再び中山が落球!どうした中山!?
(しかし、この日は強風による影響も大きかった。決して中山ばかりを責めることはできない・・!!)
ノーアウト2.3塁の大ピンチ。
伊東投手相手にここでの追加点はかなり辛い。
しかし、そんな状況を救ったのは織田のBEST FRIEND篠崎だった!
相手のスクイズを読み切り高めに外すと、これがピッチャーへの小フライとなりゲッツー!
相手のサインを読む力が本当にすごい!過去何度ウエストで失点を防いでくれたことか。
大窮地を2アウト2塁の形に持っていくと、監督は伊東選手に申告敬遠を指示。
4番との勝負に集中!
と、そのとき!2アウト1.2塁としたところで意表をつかれる!
4番バッターへの初球をダブルスチールで2アウト2.3塁を作られてしまう。
一打2点追加の大ピンチとなってしまうが、4番のライト前の難しい打球を安達がスーパーランニングくまさんシャケキャッチでチームを救う!!
(写真「ベアーズ」)
強風かつ全力疾走しながらの打球をよく捕ってくれた!
ミスで招いたピンチを周りの守備陣が救う素晴らしいチームプレーでした。
3回裏
ピンチの後にチャンスあり!
1アウトから祐司が5試合連続安打で出塁すると、石井がレフト線に落ちるツーベースヒットで同点とする!
良いコンビだ。
河村と石井の2番争いが熱いね!!
5回表
均衡しままゲームが続くと、ここでも守備の乱れが失点に繋がってしまう。
先程、スーパーランニングくまさんシャケキャッチでチームを救った安達が、ライトへのライナー性の打球を今度はスーパーローリングくまさんシャケキャッチで飛びつくも全く届かず!!
2面の広大なグラウンドへ逃げたシャケを必死に追うも、これがランニングホームランとなってしまい再び勝ち越しを許す。
5回裏
再び追う展開となってしまったジャガーズに救世主現る!!
今季ピッチャーとして加入したが野手としても結果を出し続けてきた純平がセンターオーバーのランニングホームランを放つ!!
相手からすれば全く長打を警戒していなかった9番打者の外野オーバーだったはず。
見事に跳ね返してくれました!!
6回裏
2アウトから篠崎が四球で出塁すると、昨季盗塁王の篠崎がすかさず盗塁でチャンス演出!
このワンチャンスで必殺仕事人須田名人が得意の右打ち発動!
センター前ヒットで篠崎が一気にホームをつき、ついに勝ち越し成功!!
たった二人で試合をひっくり返しす!!
2アウトからの2人の攻撃は見事としか言いようがない。
打った須田も勝負強かった。さすがトリプル10!!
7回表
1番バッターから始まる好打順もエース織田がしっかり抑えゲームセット!
リーグ初戦にして大事な一戦を見事勝利してみせた!
今日のファインプレー
祐司
ショート後方の難しい打球をスーパーキャッチ!
石井
織田が弾いた打球をカバー!ランニングスローでアウトに!
篠崎
相手の作戦を読みウエスト!試合が決まりかねない大ピンチを救った!
安達
落ちれば2失点の大ピンチをランニングキャッチ!
今日のMVP
純平
チームの負けを消すランニング同点ホームラン!
須田
これぞ指名打者!チームを勝利へ導く勝ち越し打!
織田
今季初勝利は大金星!強打線を見事に抑えた!
総括
この勝利は大きい!!
まだリーグ初戦を勝っただけかもしれないが、この勝利で躍進できると思う。
強風という嫌な環境の中、ミスも多かったけどチームを救ったのも好プレーだった。メンバー同士がカバーし合う姿はジャガーズのさらなるチーム力UPを感じさせました。本来ならもっと失点していた試合だったと思うし、負ける可能性の方が高い内容だったかもしれない。それでもこれ以上の失点をさせない気持ち、最後まであきらめない気持ち、ここが俺がフォローしてやるという気持ちが全員から伝わってきた。そういった意味でもすごく良い試合だった。
攻撃陣も好投手相手によくぞ同点にとどまらず勝ち越してくれた。
言いたいことが上手くまとまらないのだが、とにかく全員の勝ちたいという気持ちが全面に出たゲームだったと思う。能力や戦力だけではなくてチームの一体感も増してきたね。
来週もこの流れのまま勝とうぜ!!
トピックス
☆エラーの代償は得点以外にもある
今回強風の影響があったとはいえ、もったいない内容のエラーもあった。
エラーの代償は得点以外にもあることを頭に入れておこう。
一つ目は織田の投球数増加。球数が増えれば当然スタミナが消耗して終盤に影響が及ぶ。
二つ目は打順がまわってしまうこと。相手の打順がまわることによってどんどん上位打線に打席の機会がめぐってしまう。単純計算すれば最終回伊東選手までまわることもなかったし、1番から攻撃が始まることもなかった。
仮に得点に結びつかなかったとしてもこのようなデメリットはあるということ。
しかしながらエラーを恐れてプレーすることが一番のデメリット。なぜエラーになってしまったか反省点さえ頭の中で解消できたのなら、引きずること無く次のプレーで取り返そう!!
☆優先順位を決めて守備すること
今回安達がランニングホームランを許してしまったプレー。
後ろが狭いグラウンドではダイビング勝負できても、抜けたらランニングホームランになってしまうグラウンドでそれは難しい。
捕れなくても後方に抜けないフライ性の打球、もしくはセンターがカバーに行ける打球と位置なら良いが、ライト線へのライナー性の打球ではなおのこと厳しい。
また、試合展開的にも1点をやらないことが最優先だった。これを頭に入れておかなければならない。
そして、抜けたあとの内野陣もまずホームランにさせないラインを組む必要があった。
しかしながら今回は強風で指示が届きづらいことも不運だったかもしれないね。
☆守備シフトはまらず
今回指示した守備シフトはハマらなかったものの、裏目には出てないし、毎回守備シフトがハマるとも限らない。今後も継続していきます。
ただし、今回で言えば織田の球威とかを考えたら途中で一部選手の守備位置を変えても良かったと感じました。中山には相談したことだけど、そのへんも柔軟に考えようと監督も勉強になりました。
☆ダブルスチールの場面
あのプレーはさすがクラッチさん・・。監督としてこちらも勉強になりました。
意表を突かれたメンバーも多いはずなので、完全打者集中の場面こそ誰かが視野を広げて警戒できるようになりたいね。
3/6(日)城東ベイサイドリーグ
対 クラッチ様
3-2 ○エース織田完投勝利!
序盤常に追う展開も6回裏2アウトから勝ち越し!
昨年王者相手に初戦を制す!! pic.twitter.com/MQolPnietp— ジャガーズ (@jaguars_i) March 6, 2022